日本人にとって欠くことのできない食材のひとつがマグロです。味と香りを壊さない風味と適度な弾力のある食感から刺身や寿司など、数多くのレシピと調理法法があります。健康食ブームによって近年では国内だけでなく、海外でも愛好する人が増えていて、従来の食材を用いたレシピをマグロに置き換えたアレンジ調理法も増えています。
このように人気のあるマグロですが、いろいろな種類と特徴がある食材でもあります。人気のあるランキングで順に紹介すると後述のようになります。
ランキング1位は本マグロで、クロマグロとも呼ばれ、マグロの中で最高級品とされています。大トロの部位が占める割合が他の種類よりも多く、身は酸味があり、味と色が濃いため寿司に向いています。味が濃いので、育った環境の影響が反映されて分かりやすいのも特徴です。
ランキング2位はミナミマグロで、インドマグロとも呼ばれ、濃い赤色で身が固めで締まっているのが特徴です。大トロの占める割合も多くて寿司に向いています。味はまろやかでコクがあり、色の変化が比較的早いです。中トロでの脂の甘味と旨味は特に人気が高い種類です。
ランキング3位のメバチマグロは色合いが鮮やかな赤色で、日本国内での流通量はもっとも多くてスーパーなどでよく売られている種類です。ほとんどが赤身であり、わずかな酸味と穏やかな脂の甘味から、あっさりとした味ですがマグロ特有の旨味はあります。
ランキング4位のキハダマグロは皮肌が黄色くて身は薄いピンク色であり、淡白なので味にクセがありません。色変わりは遅いので量販店向きの種類です。トロの部位がほとんどなく脂が少ないのが特徴です。
ランキング5位のビンチョウマグロは身の色が薄い赤色で、食味は他の種類には若干劣りますが値段が安いため、回転寿司などで気楽に食すことができる種類です。