回転寿司や専門店など様々な飲食店のメニューで見かけるマグロ、その名前の由来は実のところはっきりしていません。けれども由来だと推察されている説は存在しています。
例えばマグロという読み方の由来は2通りあって1つは目、もう1つは背中の色です。
マグロの目は黒く、それを「眼黒」と表記すると「まぐろ」と読める事から「マグロ」になった説が目の色を元にしています。一方背中の色も同様で、泳いでいるマグロを見ると真っ黒な魚が泳いでいるように見えるので「真っ黒」から「まぐろ」になった説です。現在のところこの2つの由来が正しいとされていますが、残念ながらどちらが正しいのか分かりません。それはマグロの漢字表記にあたる鮪も同様です。魚編に有りと書いてマグロと読みますが、この漢字の由来には3つの説が挙げられています。
まず1つ目の説はマグロの習性と有という漢字の意味合いが繋がったものです。
有という漢字には「広い範囲を囲む」という意味が単独で込められていますが、それは広い範囲を囲みながら泳ぐマグロ特有の習性に当てはまります。よって魚編に有と名付けられたという説ですが、他の2つの説も漢字の有が持つ意味と深い関係があるものばかりです。
実は有の「ナ」という部分には「持っている」という意味があり、「月」は肉を指しています。
これらの意味とマグロの肉付きの良さから現在の漢字表記になった由来となり、もう1つが昔の人がマグロに対して「ここに魚有り」と褒めたたえた由来です。