マグロを頻繁に摂取する食生活が血糖値を下げて糖尿病を発症するリスクを低下させる効果を得ることが期待出来ます。そしてマグロを食べることによって血糖値の急激な上昇が抑えられ、インスリンが大量に分泌されるのを抑えて肥満を解消する効果もあるとされているのです。
脂肪には種類が幾つか存在し、それぞれ含まれている食材や性質が異なります。大まかに分けると脂肪は不飽和脂肪酸と飽和脂肪酸に分類されるのです。不飽和脂肪酸はさらに多価不飽和脂肪酸と一価不飽和脂肪酸に分類されて、その上に多価不飽和脂肪酸はn-6系とn-3系に分類されます。
イワシやニシン、サバ、サンマといった青魚やマグロなどに豊富に含まれているn-3系の多価不飽和脂肪酸には身体にとって良い影響を与えてくれるということで注目を集めているのです。n-3系不飽和脂肪酸は血糖値を下げて、血液に中に含まれる中性脂肪の量を減らして血の塊である血栓が発生するのを防止し動脈硬化を防ぐ働きがあります。
その一方で豚肉や牛肉、ソーセージ、ハムなどといった食材には飽和脂肪酸と呼ばれる脂肪がたくさん含まれているのです。飽和脂肪酸を摂取し過ぎると血糖値が上がり血液の中の悪玉コレステロールの比率が多くなる傾向にあります。世界中でマグロなどの魚を多く摂取する食生活が血糖値を下げ糖尿病を発症するリスクを抑えるという内容の研究が発表されている訳です。ですので食事の食材にマグロを積極的に取り入れると健康的な生活を送ることが期待出来ます。