日本のマグロの消費量は世界的にみても多いとされています。それだけでなく輸入量や漁獲量も多く、その量は世界最大です。
日本での消費量はミナミマグロ・クロマグロ・メバチ・ビンナガ・キハダなどに分類されるマグロであり、世界全体に占める割合は先に述べたものほど大きくなっています。
ビンナガやキハダは世界各地でツナ缶に加工されているものであり、それ以外の3種類においては世界的にみてマグロの消費量が高いということが大きな特徴です。ミナミマグロはおよそ98%、クロマグロは72%程度、メバチは32%ほどが世界全体に占める割合です。
日本国内での消費量が多いのはメバチであり、これはマグロ全体の中で3割ほどだと考えられています。
寿司や刺身として食べられることが多く、その割合は全体の7割程度です。ミナミマグロやクロマグロといった種類のものはトロの部分が非常に高級であり美味しく食べることができる部分ですが、近年乱獲などがされていることもあって市場に出回っている量はとても少なくなってしまいました。比較的安いとされるビンナガやキハダという種類は、刺身だけでなくツナ缶といった加工品における消費量も高くなっています。
一方で世界のマグロにおける消費量は昔と比べて増加している傾向にあると言えるでしょう。一時期世界の生産量は減ったこともありますが、最近は再び増えてきています。海外ではツナ缶としてとても高い人気を有しています。