マグロは刺身や寿司などで食べることはありますが、どのように成長していくのか生態を知っているかというとそうでもありません。
研究者やマグロが好きな人であれば生態を知っていますが、一般の人では把握している人は少ないです。そのためマグロを食べるときにどのようにして大きくなるのか生態を知っていると、食べる際にも色々と考えることができます。そのようなこともあるので、ある程度はマグロの生態を理解しておくと食事もより楽しめるようになります。
マグロの生態でよく知られているものは、常に泳ぎ回っているということです。
これは呼吸をするためであり口と鰓蓋をあけて泳ぐことで、ここを通る海水から酸素を得ているためです。泳ぐことをやめてしまうと呼吸ができずに窒息してしまうため、睡眠時でも泳ぐことをやめず常に泳ぎ続けています。夜の睡眠時には代謝を低くして、遊泳速度を落として泳いでいます。
そして食性は肉食であり表層から中層の魚や甲殻類、またタコやイカといった頭足類をなどが栄養源です。海の食物連鎖では高次の消費者であり、個体数もそれに応じて少なくなっています。高次消費者であるため生物濃縮による汚染物質の蓄積も大きく、様々な問題が取り上げられています。
マグロにはいくつかの種類があり、大型のものから小型のものまで大きさも様々です。
棲み分けもきちんとされており、北半球と南半球で分かれたり表層や中層など棲んでいる場所が違うことも特徴の一つです。