寿司ネタや刺身などでもおなじみのマグロは、日本はもちろん世界でもよく食べられている身近でおなじみの魚であり、食材として高い人気を誇っています。しかしマグロは美味しいだけでなく、食べることで嬉しい効果もいろいろ存在しています。
そこでマグロに含まれる栄養素に注目してみると、まずマグロは赤身部分は牛肉や豚肉よりも高タンパクですが、トロ部分は脂肪分が豊富でDHAやEPAを含んだ不飽和脂肪酸となっています。
この赤身のたんぱく質については体内でアミノ酸に分解され、筋肉や臓器、皮膚や髪などの材料となり、これらを正常に保つ効果が期待できます。
一方のトロに関しては血管そのものの柔軟性を高めて血栓を溶かす働きがあり、血管を丈夫にして血液をサラサラにしてくれます。
このような働きからDHAやEPAは、動脈硬化や脂質異常症、高血圧の予防に効果的とされていて、とくに高血圧は患者数も増加傾向にあることから、食材であるマグロを美味しく摂取することで血圧がコントロールできるならば申し分ないとして、注目度も高まってきています。
またDHAには脳の活性化にも効果があるとして昨今話題になってきており、記憶力や学習能力の向上も期待できることから、認知症予防効果もあるのではないかと言われています。
さらに他にもマグロの血合いにはタウリンも豊富に含まれており、タウリンは肝機能を高める効果とともに血圧やコレステロール値を下げる働きなどがあるので、こちらも高血圧対策に有効な成分です。